国産フリーソフトではめぼしいものはありません。

英語版だとこのようなもの(Free PDF to Word Doc Converter)もありますが、日本語が文字化けしてしまいます。
有料ソフトでは、本家のAdobe Acrobatや、おすすめの瞬簡PDF 変換 7 (旧名称リッチテキストPDF)(アンテナハウス)、売上No.1のいきなりPDF(ソースネクスト)ほかいろいろあります。
無料で使えそうなものなら、オンラインサービスですが、PDF to Word ・PDF to Excelが良さそうです。

  PDFをオフィス形式ファイル(doc、xls、rtf など)に逆変換する場合、元のPDFが主にテキスト主体ならほぼ上手くいきますが(元のPDFとそっくりなdoc(など)に変換される)、テキストと画像が複雑に入り混じったPDFや、文字の大きさ・色がさまざまなPDF、段組や表が複雑に使用されているPDFの場合、変換しても、段組が大きく崩れたり、テキストが文字化け風に変換されてしまったりする事もあり、なかなか一筋縄では行きません。
PDFをオフィス用ファイル に逆変換したいということは、文書の内容を再利用・編集したいからだと思うのですが、PDFには大雑把に言うと
  • テキスト情報(+線画・画像)主体のPDF (ワードなどから作成したもの)
  • 画像系のPDF (写真・イメージ・スキャナから取り込んでテキスト情報の無いもの)
があります。一見同じPDFに見えますが、文字を編集する場合以下のような違いあります。
テキスト主体(+画像)系のPDF

ワードなどから作成したPDFはテキストデータが含まれているので、テキストファイル(txt)には容易に変換できますし、MSオフィス形式ファイルなどに変換する場合も、段組を再現するとき多少崩れることはありますが、だいたい元のPDFと似たような感じに変換されます。
ただし、フリーソフトではめぼしいものは有りません。有料ではいろいろ良さそうなものがあります。全て試したわけではありませんが、値段相応と思われます。

画像系のPDF

画像系のPDFは一度、画像から文字情報を認識しなければなりません。

 それがOCR (Optical Character Reader【光学式文字読取】)で、そのソフト(の日本語用)は開発に相当なコストがかかるためか、フリーソフトでは現在ありません ほとんどありません。
フリーソフトのPDF XChange Viewer(無料版)はOCR機能がありますが、日本語に使用した場合、認識率が悪く実用には難があります。【参考リンク:OCR 精度の比較 無料版と有料(製品)版

 

 PDFに含まれる画像(図表・線画)を取り出すだけで、あとで自分でワード等に貼付けて再利用したいなら、PDF Explorerなどのフリーソフトで取り出すことができますし、画面をキャプチャするソフトで強引に切り出すという方法もあります。

OCR ソフトは、商用では『読んde!!ココ』や、『読取革命』など、数種類、一万円前後まででもありますし、スキャナを買うと簡易版が付属してくることもあります。それらのソフトではワード・エクセルへの変換も、まず満足できるレベルで可能です。

ちょっと古いですが、コチラなども参考にしてみてください。
PC Online【記事】: PDFをOffice文書に逆変換

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